ブログ八重洲店

2017.5.22

五月病対策に和食を トリプトファンって何だろう

八重洲店写真②

八重洲店写真①風薫る新緑の季節、暦の上ではもう夏となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日はこの時期よく耳にする「五月病」の予防についてお話しさせていただきたいと思います。
皆様ご存じの通り「五月病」とは焦りやストレスにより気が落ち込んだ状態になることをいい、他にも疲れやすい、集中できない、眠れない、頭痛、食欲不振などがあります。
基本的には社会人一年生達などに当てはまるそうなのですが、一年生でなくとも似たような症状を感じている方は多いと思います。

本日は板前らしく、これらの症状を食生活の観点から予防していくためのお話しをしていきたいと思います。

 

5月病に効く食事

医学的に五月病を解消する鍵は「セロトニン」といわれております。
では「セロトニン」とは何かといいますと、精神を安定させる作用をもつ物質であり、作り出すには必須アミノ酸であるトリプトファンやビタミンB6、炭水化物を一緒にとることが大切なのだそうです。

・トリプトファン:必須アミノ酸
→肉や魚、大豆製品、乳製品などの良質なたんぱく質に多く含まれる

・ビタミンB6:トリプトファンをセロトニンに変えるために必要なビタミン
→青魚、鶏肉、バナナ、さつまいも、かぼちゃ、ほうれん草等に多く含まれる

他にはストレスの予防として、ビタミンCやカルシウムをしっかり摂ることです。
ビタミンCはストレスから体を守るホルモンを作る時に使われ、カルシウムには神経の興奮を抑えたり、神経の伝達を正常に保つ働きがあります。
ビタミンCの多い食材としては、いちごやじゃがいも、蓮根、芽キャベツ等があり、カルシウムが多い食材には乳製品や小魚、小松菜や切干大根等があります。

これらの物をバランスよくとることが予防法の一つだといわれております。

他にもこれらの物を誰かと一緒に食べ、楽しい時間を過ごすということもセロトニンを活性化させるのに効果的と言われております。

 

瓢喜でとれるトリプトファン

ここまでけでも和食のもたらす予防効果のすごさをご理解頂けることと思いますが、せっかくですのでより具体的な例をいくつか挙げておこうと思います。

まずはトリプトファンなのですが、当店の売りの一つである「出汁しゃぶ」や「牛しゃぶ」よりお肉を、「お造り」にて魚を摂ることができます。

ビタミンB6は、青魚は鯖のお寿司やお造りで、あとは主に野菜に多く含まれる物ですが、当店でしたらお鍋のお野菜よりたっぷりと様々な種類のお野菜をとることが可能になっております。

ビタミンCやカルシウムに関しましては、皆様よくご存知かとも思われますが、今の時期ですとちょうど春キャベツなど最高です。
こちらの春キャベツ、ビタミンCがとても豊富でして、外葉一枚食べるだけでなんとレモン一個分のビタミンCが摂取できるんです。
当店では、こちらも季節の食材である蕨や菜の花などと共に辛子醤油で召し上がっていただいております。

 

五月病の予防食のお話しよりも当店の宣伝が強くなってしまった気も致しますが、上記に述べた通り、和食は予防食としてもすぐれた効果を持っており、かつバランスよく摂取することができます。
当店では会席料理だけでなくお鍋のコース料理など、様々な形での提供を致しておりますので、バランス良く、その日の状況や気分にあった形で皆さんで楽しくお食事を堪能できることと思います。

 

医食同源という言葉なども含め、料理には単純に空腹を満たすためだけでなく、心身ともにリフレッシュさせてくれる作用もあると私は考えております。
当店の料理を召し上がり、少しでも皆様の明日への活力に繋がることができれば幸いでございます。

 

それでは、当月もご贔屓のほど宜しくお願い致します。

瓢喜八重洲店 料理長 大宅康平

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