ブログ西麻布店

2017.7.16

食材としての鯉

向暑の候、皆々様お健やかにお過ごしでしょうか。

さて、本日は日本人にはとてもなじみの深い魚、鯉についてお話させていただきたいと思います。鯉は池や川、湖などに生息している大型の魚です。釣りの対象としても人気です。また、食材としても利用できるのでこれからご紹介していきたいと思います。

 

鯉の生態

鯉

鯉は大きいもので体長が60センチから1メートルにまで成長します。口ひげが生えており、頭や目が体に比べると小さいのが特徴です。飼育されている鯉は動きが鈍く体高も高い

宗ですが野生のものは細身の体をしていて動きも早いと言われています。

鯉は雑食性で、主に水草、昆虫、甲殻類、他の魚やその卵などほとんどのものを食べてしまいます。鯉は口に歯を持っていませんが喉に代わりとなる咽頭歯というものがあります。これを使い、硬い貝の殻をかみ砕いて食べているそうですね。

鯉が産卵を始めるのが春から夏の初めにかけてです。この時期は浅瀬に大きい鯉が集まり、水草に産卵します。その際にバシャバシャと大きな音を立てて産卵する姿は圧巻です。

卵は水草に付着しながら数日間で孵化します。生まれたてのものはしばらく浅瀬で生息していますが大きくなるとやがて深場へと移動していくようです。鯉の特徴として生命力が非常に強いことが挙げられます。また、長寿の魚としても知られていますよね。

水が汚れている環境下でも生きていくことが出来ますし、自ら挙げられてもしばらくは生きていられるそうです。

主に川の中流から下流、池や湖などの広い範囲で生息しています。流れのない深い場所を好み、産卵期以外は浅瀬にくることはまずありません。

 

食材として

鯉の甘露煮

鯉を最も多く出荷しているのが福島県です。鯉こくやうま煮、甘露煮にして食べることが多いですよね。鱗を唐揚げにしてサクサクの触感を楽しむという食べ方もあるそうです。

酢味噌や山椒醤油をつけて食べる洗いも有名な料理例ではないでしょうか。生食や加熱不足により殺菌が十分ではない場合はほかの魚と同様で体に悪いですが、これらの処理がきちんとされていれば美味しく安全に食べることが出来る魚です。

新鮮な鯉を調理する際はきれいな水を入れたバケツの鯉も入れ、半日から数日間放置し泥臭さを取り除くことが重要です。また、さばく際は濡れたタオルを目にかけて視界をふさぐことでおとなしくなると言われています。

 

鯉の栄養

 

鯉の栄養素には大きく分けて6つ注目したいものがあります。一つ目はビタミンB1です。ビタミンB1は炭水化物を人間が生活するために必要なエネルギーに変換してくれる働きがあります。脳神経を正常に保ってくれる働きもあります。

2つ目はビタミンB12です。ビタミンB12は貧血予防や貧血の改善に効果が期待できます。また、見た目が赤い結晶をしているため赤いビタミンと呼ばれているそうです。神経機能を正常に保ってくれる働きがあります。

3つ目がビタミンDです。こちらはカルシウムの吸収を助けることにより歯や骨を丈夫にしてくれる効果が期待できます。

4つ目はビタミンEです。抗酸化作用が期待できるので老化防止に期待できます。また、末梢血管を広げてくれるので血行が良くなり冷え性や肩こり、腰痛などに効果が期待できます。5つ目がカリウムです。カリウムは細胞内の水分の浸透圧を調整する働きがあり、余分な水分を体外に排出してくれます。これによりむくみが解消されます。

最後は亜鉛です。亜鉛を摂取することで味覚を正常に保つ効果があります。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。

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