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聖護院かぶは伝統的な京野菜の一つ

聖護院かぶは、千枚漬けに使用されていることでご存知の方も多いと思いますが、聖護院かぶを美味しく食べる方法は、千枚漬けだけではありません。

本日は、聖護院かぶについてお話させていただきたいと思います。

聖護院かぶとは

聖護院かぶ
聖護院かぶ(しょうごいんかぶ)とは京の伝統野菜・ブランド京野菜に指定されている野菜の一つで、旬は11月上旬~3月上旬の時期とされています。
成長すると2~5kgにもなる聖護院かぶは、日本最大級のカブであることでも知られ、その多くは千枚漬けの材料とされています。千枚漬けの他には、煮物や汁物、酢の物などにも用いられたりと、いろんなお料理で味わうことができるのです。

聖護院かぶは害虫などに弱いため、かつては夏野菜の後の畑で栽培する輪作が一般的でした。
聖護院かぶの歴史は長く、江戸時代に現在の京都市左京区聖護院に住んでいた農家が、近江国堅田から近江かぶの種子を持ち帰り、それを改良したことによって聖護院かぶが誕生したとされています。
その当時は、聖護院を中心に栽培されていましたが、昼夜の気温差が大きく霧が発生する亀岡盆地の気候の方が聖護院かぶの栽培に適しているという事から、現在では亀岡市篠地区が生産の中心地域となっているのです。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、聖護院かぶは2007年にブランド京野菜の指定を受け、亀岡市におけるその年の栽培面積は18ha、出荷量および金額はそれぞれ1,100トン、1億円であったそうです。

大きさにインパクトのある聖護院かぶは、強い甘さを持っているとともに、きめ細やかな肉質も特徴だとされています。

聖護院かぶの栄養素

聖護院かぶ
寒さによっておいしさが一段と高まる聖護院かぶは、白くて甘味があり、なめらかで、やわらかいのが特徴です。
聖護院かぶが持つ栄養成分は根と葉で異なり、根の白い部分は、ビタミンCや分解酵素アミラーゼを多く含んでいます。その他にも、胸やけの不快感をとったり、食べ過ぎの時の消化吸収を助けるなど、整腸効果のあるジアスターゼが含まれている点にも注目です。根に含まれる栄養素は変性し易いため、サラダや漬物、さっと加熱して食べることがお勧めです。
ちなみに、根の部分に含まれている栄養素は変性しやすいため、あまり加熱せずにさっと加熱して食べることがおすすめです。

葉の部分は緑黄色野菜に分類され、カロテンやビタミンC、鉄、カルシウム、カリウム、食物繊維などが多く含まれています。
根の部分よりも葉のほうがビタミン、ミネラルが豊富に含まれているので、葉の部分は捨てずに炒め物やお浸し、細かく刻んで菜飯などに活用しましょう。

聖護院かぶの料理例

聖護院かぶのかぶら蒸しをご紹介したいと思います。

まず、きくらげを水に浸けて戻します。
次に白身魚を一口大に切り、酒、塩少々をまぶして下味を付けます。
聖護院かぶは皮を剥いたらすりおろし、ざるに取ったら絞らずにそのまま置きます。
人参は薄い半月切りに、キクラゲは細切りにしておきます。
おろした聖護院かぶに片栗粉を混ぜ合わせます。
塩少々を加えた卵白を泡立て、おろした聖護院かぶと混ぜ合わせます。
器に白身魚、人参、キクラゲを盛り、おろしたカブをその上からかけましょう。
蒸し器で10分間蒸し、だし汁と醤油を鍋に入れに、煮立ったら火を止め水溶き片栗粉を加えます。
とろみをつけたら、先程の白身魚、人参、キクラゲにかけて出来上がりです。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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